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2024.02.22

山田真名美さん「寄付活動を地域のうねりにかえる」を語る

ーーーどのように当時者を理解されたのですか?

加賀市の非営利団体のことをまったく知らないと状況がわからないので、20件ぐらいヒアリングに行きました。すると、15歳から18歳の若年女性を支援する団体がないとわかりました。

加賀市で15〜25歳を過ごす女性たちのSOSに気づいて、彼女たちが健康で、孤立せず、尊重されて過ごせる地域であるために、彼女たち自身が「未来は明るい」と希望をもてる社会を目指すための基金として「かがじょ基金」につながります。

ーーー寄付キャンペーンではInstagramをよく活用されていますね。

寄付者になりうる人は何で加賀市の情報を集めているのかを調べてみると、Instagramが1番多かったんです。寄付について知る、学ぶためのライブ配信イベントも開催しました。

寄付集めはCFJからのアドバイスで、まずこの基金に対して何人が問題意識を持っているのかをちゃんと数字で測れるようにした方がいいと聞いて、共感寄付を100人集めたいと言って最初、プロジェクトを立ち上げました。

共感寄付は1000円だったからか、100人は10日で達成して、ネクストゴールで200人にしようと呼びかけました。その後、苦戦して寄付者の方に「シェアしてください!」とシェア祭りをしたり、金沢駅でライブ配信したり、すきあらば知り合いとランチタイムにFacebookでライブ配信したり、事務局メンバーの年齢層が近いので上の世代の寄付してくださった方をゲストに呼んだり工夫しました。

共感寄付でいただいた多くの賛同の声をもとに、今度は企業や団体へ更に寄付を募っていきました。加賀市の団体さんとコラボをして、イベントでの売り上げを寄付にしてもらったり、寄付バーをやってみたり、いろいろ集めた寄付が、助成先の活動資金の元手となっています。

山田真名美(やまだまなみ)

公益財団法人 あくるめ

東京出身。大学卒業後、ファッション通販サイトの運営会社に勤務。結婚を機に石川県加賀市への移住を決め、地域にまつわる仕事に関わりながら、2017年よりあくるめ財団に参画。

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