ーーーえひめ西条つながり基金は7つの課題の取り組みのうち、今どの課題に手応えを感じていますか?
例えば高校生と取り組んだ、西条のきれいな水を守る取り組みがNHKなどに取り上げられました。高校生たちが2023年夏にツアーを組んだものです。西条農業高校の生徒でつくる団体が企画し、30人ぐらいの親子が参加しました。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20230618/8000016176.html
西条市は石鎚山から流れ込む水が豊富で、湧き水が噴き出すスポットは「うちぬき」と呼ばれていまして、そういった場所を案内しつつ、水の災害の危険性などを伝えるものですが、将来は地下の水位が低下して海水が入ってしまうかもしれません。農業や工業などの産業が支えられていますが、その課題を知らない市民が多いので、周知するのが狙いです。
安形真(あがたまこと)
公益財団法人えひめ西条つながり基金
公益財団法人えひめ西条つながり基金理事。2018年3月より愛媛県西条市に移住。地域おこし協力隊として、西条市「ローカルベンチャー誘致・育成事業」における起業型地域おこし協力隊の取りまとめと全体のプロジェクトマネジメントを担う。2019年8月に一般社団法人リズカーレを設立。起業・移住支援、コワーキングスペース運営、イベント企画・運営など事業多数。