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2024.02.22

安形真さん「実行委員会をどうつくったか」を語る

西条市版ローカルファンド構想

ーーーどういうきっかけでコミュニティ財団をつくろうとなったんですか。

もともと西条市の中で西条市版ローカルファンド構想というものがあって、ローカルファンドを考えるコアメンバー会議というものに参加していました。

順番的にはいろいろな地域の社会的課題等の解決に向けたチャレンジをしている人たちが集まって会議を重ねる「ローカルファンド研究会」が行政主導のもと誕生し、その後、ローカルファンドを考えるコアメンバー会議となって、その中で「コミュニティ財団をつくろう」というような話が盛り上がったんです。

行政主体のローカルファンド研究会があり、そのコアメンバーでコミュニティ財団について勉強してました。メンバーは金融機関、商工会議所青年部や青年会議所、市内NPO等です。あまり熱量のある会議ではなかったので、元々のローカルファンド研究会のメンバーはあまりいなかったように思います。

メンバーそれぞれの活動を通じた将来の夢や目標などを実現するためには、どんな仕組みが必要なのか? 地域のことを考える前に、まず「自分達の暮らし」があり、まずは「自分はどう暮らしていきたいのか」を見つめることを中心に、イメージを膨らませるワークを重ねました。

「コミュニティ財団をつくろう」となって「じゃあ実際誰がつくろうか」となった時に、誰もやらなかった背景がありまして、一回流れたのですが、その後、休眠預金事業を使って「自分がやります」と手をあげたんです。

手を上げた理由としては、もともとこの地域で起業支援とか、僕自身がソーシャルビジネスなどそちら側の出身で、そういった人たちを支援する団体にも所属していたりするので、ローカルファンドという機能というものがあったほうがいいとは実感していました。ただ、まさか自分がやるとは思っていませんでした。

安形真(あがたまこと)

公益財団法人えひめ西条つながり基金

公益財団法人えひめ西条つながり基金理事。2018年3月より愛媛県西条市に移住。地域おこし協力隊として、西条市「ローカルベンチャー誘致・育成事業」における起業型地域おこし協力隊の取りまとめと全体のプロジェクトマネジメントを担う。2019年8月に一般社団法人リズカーレを設立。起業・移住支援、コワーキングスペース運営、イベント企画・運営など事業多数。

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