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2024.03.03

本間あかりさん「調査分析したスキマ白書を使って、どう仲間を増やしたのか」を語る

はじめの一歩

ーーー寄付者を拡大する段階で、どんな手段で仲間づくりをしていきましたか?

まずは地域の“スキマ”(=地域課題)をちゃんと調べよう、そして飛騨地域に住んでいる人、働きに来ている人、好きでいてくれている人と課題感を共有するために、2022年現在のスキマを調べて、地域課題の解剖図「ひだスキマ白書」を地域の人たちと一緒につくることからはじめました。

事業者の方たちにアンケートを取った結果や、行政がまとめている資料、3市1村に特化して抽出したものであったり、首長の方たちの対談インタビューなど、各コンテンツでイベント仕立てにして参加者を募集し、みんなでわいわい言いながらつくりました。その時々で、さまざまなメディアの方たちが取り上げてくれたおかげで、多くの方に周知することができました。

https://readyfor.jp/projects/100787

製作費の一部はクラウドファウンディングで資金調達しました。達成までの取り組み状況を事務局のみんなで共有していきました。寄付の取り扱いや声がけなど、団体の中でも意識の変化が芽生えたことは、ひとつの収穫だったと思います。クラファンを達成し、その支援者の皆様一人ひとりにご連絡して、今後の展望をお伝えさせていただきました。

また、月一回開催しているスキマ研究会には少ないときには10名程度、多いときで100名を超える参加があります。また、地域のイベントに参加させていただき、その都度、コミュニティ財団の必要性や白書で取り上げているような地域課題について話して、仲間集めをしています。

2023年4月からラジオ番組がはじまり、月に2回、20分ぐらい地域の課題について、お話しています。ローカル局ではありますが、職場やお店、待合室で流れており、住民にとって馴染みのあるラジオ局です。町を歩いていてラジオ聞いたよとお声がけいただくことも多く、“課題解決”といったキーワードに馴染みのない人たちにも関心を持ってもらえる機会となっています。

本間あかり(ほんまあかり)

ひだ財団

新潟県新潟市出身。2013年に岐阜県高山市に移住。2015年より「認定NPO法人まちづくりスポット」(通称まちスポ)の職員としてNPO活動の支援や、地域産業活性事業、移住定住事業に従事。ひだ財団立上げに関わる白書の発行、意見交換会・勉強会の開催、ラジオ番組を担当。

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