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2024.03.03

本間あかりさん「財団にどんな仲間を引き込んだのか」を語る

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ーーー財団のメンバー決定のプロセスにスキマ研究会が必要だったと聞いていますが、そもそもスキマ研究会はどういう会なのでしょうか?

スキマ研究会の前段として「この指止まれ」という企画が走っていました。お茶でも飲みながら、みんなで「地域の課題ってなんだろう」とか、「コミュニティ財団って聞いたことありますか」とか、そういうような話をする座談会をしていました。

その課題を働き方、自死、乳がん、ジェンダー、不登校、骨髄バンク、起業など、ピンポイントなテーマにしぼって話し合う機会や、その課題に立ち向かう方を“スキマ案内人” としてお呼びして、活動や課題を話してもらう機会をつくってきました。それを最初はまちづくりスポットの企画「スキマ研究会」(https://machispo.org/sukimaschedule/)として開催し、財団の設立後からまちスポと財団の共催として運営しています。

参加動機は、テーマそのものに興味がある、地域課題全般に広く興味がある、 友だちに誘われてなんとなくなど、いろいろです。テーマに対する課題感や、その課題に対して実際どんな活動をしているのか、その活動の課題点など話す中で、参加者自身が気付きを持ち帰り、それを家族や友人知人、同僚に話すことで、少しずつ、地域の課題が自分ごとになっていくんだと思います。時折、その分野のキーパーソンにつながる情報もあるので、そのときは後日訪問したりして、その時々で繋がれるようにしています。

ーーー地域の人を財団のメンバーへと引き込むにあたって、意識していることはありますか?

スキマ研究会をはじめとした活動を通して、まさにサービスの狭間にいて困っている人やそのSOSに駆けつける人たちの活動状況を知ることができました。この企画を始めた頃には、ひだ財団の理事の構成や役員構成など、ぜんぜん固まっていない状態だったので、どんな人にお願いしたいか検討する際、役員になる皆様にはスキマ研究会に来るような人達の活動に耳を傾け、推進力を持って応援できる人にお願いしたいと伝えました。

役員の方たちが主体的に活動いただくこともひだ財団としては大事だったので、そういう方たちと出会う機会みたいなイメージでスキマ研究会を開催している一面もあります。

本間あかり(ほんまあかり)

ひだ財団

新潟県新潟市出身。2013年に岐阜県高山市に移住。2015年より「認定NPO法人まちづくりスポット」(通称まちスポ)の職員としてNPO活動の支援や、地域産業活性事業、移住定住事業に従事。ひだ財団立上げに関わる白書の発行、意見交換会・勉強会の開催、ラジオ番組を担当。

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